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徒歩帰宅。 [もろもろ]

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3月11日に発生した東日本の大震災から6日経つが、未だに新たな事態が次々と起こるという状況にある。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また1人でも多くの命が助かることを願うばかりです。

きわめて個人的な体験だが、その日に勤め先から自宅まで徒歩で帰宅したときに感じたこと、わかったことを記憶が鮮明なうちにメモしておく。

私の場合は、川崎市内から東京・多摩エリアの東端にある自宅までの16km強を、主に府中街道沿いに北上するルートだった。
17時半に出て、21時少し前に帰宅。
最後の1kmは、最寄り駅に置いた自転車を使えたのでちょっとズルいけど、ほんと助かった。平坦な道なのにあんなに脚が痛くなるとは思わなかった。

(感じたこと)
1.今回は割と安全な環境だった
 今回歩いた地域は震度5弱~5強だったと思うが、道路の地割れもなく、ガラス等の落下物もなく、人々が比較的冷静という、割と安全といえる中での徒歩帰宅だった。
 首都圏では、東南海・南海・東海地震あるいは首都直下地震でも同様に交通機関が麻痺するだろうが、徒歩帰宅者にはより厳しい環境になるのではないだろうか。
 今回の経験で得た反省を踏まえて同じ轍を踏まないようにしよう。

2.ライトは必要
 以前からマグライトを持ち歩くようにしていたが、これはあった方がいい。
 写真はまだ日が落ちて間もない時間帯のものだが、夜になってから歩いた停電中の地区では、街道沿いにもかかわらず自分の足元すら見えない場面に何度も出くわした。地割れや落下物があったら危ないところだ。

3.携帯充電器も持っておこう
 予想通りというか、音声通話はつながらなくなったが、意外にもネットへのアクセスやワンセグは使えた。次もそうだという保証はないが、もし使えるなら携帯機器の充電器はやっぱりほしい。これまで持ってなかったので、これを機に導入しようと思う。
 ライトの予備電池も兼ねられるような製品にしよう。

4.携行食は先に確保
 今回、歩いた人はよくわかると思うが、街道沿いの店・コンビニのおにぎりやパンはあっという間になくなった。
 エネルギー源と補給水は、出発前に確保した方がよい。
 私はカロリーメイトをかばんに常備しようと思った。
 (街角で弱った猫に出会ったときにも使えるし)

5.身軽に
 かばんは重くないと思っていたのだが、手提げなので3時間も持ち歩いているとけっこうな負担になった。
 必要最小限のものだけをかばんに残し、あとはすべて勤め先に置いていく方がいい。
 あと、普段はウォーキング用の靴を履いているのでいいのだが、革靴の日はきっとつらい。女性で、ヒールの高い靴を履いてきた場合はなおさらだろうと思う。
 できれば、勤め先に歩きやすい靴も常備しておきたい。うちはロッカー小さいのだけど。

6.地図は事前に頭にたたきこむ
 以前、徒歩帰宅のルートを調べてみたことはあったのだが、詳細な道までは覚えていなかった。なので今回は地震の後にあらためて調べてから出発した。
 しかし、次の機会にもネットがつながる保証はない。詳細なルートまで、事前にちゃんと覚えておくべきだった。
 まあ、これは今回の経験でしっかり覚えられた。
 最短ルートが通れなかったときの予備ルートも頭に入れておこうと思う。

「次回」はないに越したことはないが、まあ何かしらあるだろう。
今回の体験を踏まえ、同じ失敗はしないようにしたい。

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