『この世界の片隅に』 単語帳 [もろもろ]
『この世界の片隅に』の原作を読む前に映画に行く人のための単語帳を作ってみました。
原作漫画に説明のある広島弁や、耳から聞くだけではわかりにくい言葉を中心にピックアップしています。
おおむね出てくる順。
なおネタバレはないのでご安心ください。
・はやる:風で飛ぶ。
・こくば:落ち葉。かまどの焚き付けに使われた。
・よいよ:全く。
・あんた家(がた):あなたの家。「〇〇さん家(がた)」という言い方も登場する。
・新な(にいな):新しい。
・安気に(あんきに):安心して。
・隣保(りんぽ):となり近所。作中では「鄰保館」という公民館のような施設のこと。
・モガ:「モダンガール」の略。
・千人針(せんにんばり):出征する兵士に武運長久を願って贈られた、千人の女性で1針ずつ赤い糸を刺した布。
・建物疎開(たてものそかい):防空・防火のため、住宅密集地や重要施設周辺の建物をあらかじめ間引いて空地にした。
・やねこい:難儀な。むずかしい。
・間諜(かんちょう)行為:スパイ行為。
・録事(ろくじ):軍法会議所の事務官。
・GKF:南西方面艦隊のこと。
・ホゲタ:穴のあいた。
・雪隠詰め(せっちんづめ):将棋用語で、逃げ場のない所へ追い詰めること。
・スフ:「ステープルファイバー」の略。粗悪な化学繊維。
・JOFK:のちの日本放送協会広島放送局。
・伝単:敵国の民間人や兵士の戦意喪失を目的として撒かれた宣伝ビラ。
・落とし紙:便所で使うちり紙。
追伸……この作品はエンドロールの最後までストーリーがあります。
劇場の照明が点くまで、どうか席を立たずにしっかりとご覧ください。
スクリーンの下に入るラフスケッチに注目してください。
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2017.1.5. 「建物疎開」を追加。「やねこい」の説明を修正。
2016-12-29 08:19
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