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パズルとの出会い [パズル]

先日こんなツイートをしたのだが(貼るテストも兼ねて)、

  • akasyouakasyouパズルに興味のある人で、最初に良いパズルを紹介してくれる知人が近くにいた人はラッキーだと思う。私の場合は大叔父だった。


パズルとの出会いってなんだったっけ、とあらためて思った。

子供の頃からかれこれ30年以上パズルで遊んでいるから、パズル好きになる素質があったのは間違いない。
初めのうちは当然、与えられたり家の中に偶然あった、パズルっぽいものを見つけては遊んでいた。どれが最初かは思い出せないが、ジグソーパズル、親戚の家にあったプラパズル(当時の発売元はテンヨー)、本でいえば小城栄さんの「パズル・クイズル」、多湖輝さんの「頭の体操」シリーズなどだ。
その後小学校も高学年以降になると、図書館でパズル本を探したりルービックキューブを親にねだったりパズル雑誌を小遣いで買ったりと、だんだん自力で飛行できるようになっていくわけだが、その間の「離陸」にあたる時期に少なからぬ影響を与えた人物に、冒頭の大叔父がいる。

大叔父は母方の祖母の弟にあたる白髪の大男で、うちに遊びに来るといつもニコニコしながら私に五目並べ(連珠)の手ほどきをしたり、碁石を使ったパズルの本(書名が思い出せず残念)を持ってきてくれたりした。
実は大叔父は連珠界では有名な人(囲碁将棋界とは比べものになりませんが)で、最終的には九段というなんだかすごい段位を持っており、特に詰め連珠の研究では本を何冊も出しているほどだった。私にも著作をいくつか送ってくれたが、「謹呈」というゴム印が押された紙が入っているのが子供にはなんだか照れくさかった。

ともあれ、残念ながら私は連珠の腕はとんと上がらなかったが、詰め連珠の方はすっかり好きになった。これは詰将棋と同様、見る人が見ればかなりパズルに近いものだ。また碁石拾いなどの古典パズルも大叔父のくれた本で覚えたものがいくつもある。

こうして誰かから直接手ほどきを受けたりパズルを紹介されたりという経験は、きっと自分がパズル好きな性分だと気付き、離陸していく時期に大きな影響を与えていたんだろうな、と今はわかる。

もちろん大叔父の方も連珠だけでなくパズル全般が好きだったようで、その後私の作ったパズルがニコリに載るようになると、親経由でそれを知ってニコリを買うようになり、詰め連珠の1種「四追い勝ち」をペンシルパズルにアレンジした「ゴールは5」というパズルを考案したりするようになった。母方の親戚にはパズル好きが多いので、これはもう血筋なのかもしれない。

そんな大叔父も4年ほど前に他界し、親戚や連珠界の大御所たちにちょこんと混ざって私も見送りの列に加わった。

いつか自分も、あんなふうに歳の離れた子供に、パズルの面白さをいつの間にか刷り込むようなことがあるのだろうか。

もしそうなったら、とても面白いことだと思うのだけれども。
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